俺の恐怖体験を聞いてくれ。
これは、数十年前にあった本当の話だ。
この日のことは思い出すと今でも恐怖に震える・・・
この日俺は友達の家に遊びに行くためバイクに乗って友達の家に向かった。
時間は20時ごろ、秋の夜はもうすでに真っ暗だ。
その友達の家はバイクで十数分とそんなに遠くはない。
ただ、速く友達の家に行くため、その数十分を少しでも短縮しようと近道をしようとした俺は普段と違う裏道を通った。
その裏道は街灯もなく真っ暗な道。
それだけならまだしも、その道は舗装もされてなくバイクが2台すれ違えるかどうかというほどの細い道。
その暗闇の右手は生い茂る木々。
さらにその木々の向こう側は墓地。
バイクのライトのみが照らすその道の雰囲気は最高潮にホラーだ。
そんな道を俺は軽快に走っていた。
そのとき・・・
バイクで軽快に走っている俺の肩を誰かが叩いた。
「トン・・・トン・・・l」
軽く二回。
バイクで俺の肩を誰が叩く・・・
そんな馬鹿な・・・
すぐに俺は恐怖で体が凍りつきそうになった。
恐ろしくなった俺はこの場を早く通り過ぎようとバイクのアクセルをさらに上げた。
すると・・・
急ぐ俺を制止するかのようにさらに俺の肩を叩く。
「トントン」
その叩き方はさっきよりも早い。
「トン・トン・・・」
恐怖だけが増幅される俺の心はさらにアクセルを上げさせる。
が、しかし・・・
アクセルを上げれば上げるほど
「トントン」
「トントン」
「トントン」
俺の肩を叩くペースは激しくなる。
うわぁぁあぁぁぁぁぁ・・・
恐怖のあまり俺は振り返り、叩かれる右肩を思わず見てしまった。
そこには・・・
俺の肩を恐ろしい勢いで叩き続ける
ヘルメットのあごひもが・・・
うぁぁぁあぁぁぁぁぁ・・・
あご紐がぁぁぁぁぁーーーー!
そりゃ、スピード出せば出すほど勢いよく叩くわ!
安全運転のため、バイクに乗るときはしっかりとヘルメットのあごひもをしっかりと締めましょう。
恐ろしい出来事が起こります。
これは本当に恐ろしかった。
これもけっこうこわいです。
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