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カフェスタッフが教える!おすすめのコーヒードリッパー!100均とは一味違う

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もっとも手軽にコーヒーを楽しめるアイテムコーヒードリッパー。

そして、手軽にして奥深い味わいを出せるのもこのドリッパー。

兄さん
最初にコーヒーをスタートするならドリッパーが一番!

手軽で入りやすく、しかも奥深い味わいが出せる。なんて素晴らしいアイテム。

このドリッパー、形、素材、サイズと様々だ。

自分の好みに合うテンションの上がる一品を見つけよう!

素材を知ろう

ドリッパーには様々な材質のものがあります。市販されている主な材質を紹介します。

陶磁器

陶磁器は陶器性、磁器製のものがありますが説明するのは一般的に多い磁器製のものです。

見た目は白いものが多く、上品な存在感があり見た目もおしゃれです。素材の性質としては一度温めると温度が下がりにくいという性質があるので一定の温度での抽出はしやすい。

磁器性はのものは一度温めたら温度が下がりにくいですが素材自体が温まりにくいため最初にドリッパーを温めるとよい。ただしお湯で濡れたままにしない工夫または温め方の工夫が必要だ。

プラスチック樹脂

これはおそらく日本人ならほとんどの人が使ったことのある材質でしょう。最もなじみのある素材。

手軽、かつ売っていて安価なので簡単に手に入れやすい。見た目はなじみがありすぎるのでチープ感さえ感じる人もいるかもしれないが、クリアなので衛生的でお湯の流れまでわかります。

樹脂性なので熱に弱く、何度も熱を加えているとひび割れなどの劣化がしやすい素材。

コーヒーの色染みもしやすので見た目わりと早く不衛生さを感じる。使い捨てだと思って使うのが一番かも。

ステンレス

見た目はカチッとしていて高級感がある感じです。好みは分かれますね。素材は軽くて丈夫。熱の伝導性がよく、材質自体耐久性が高いので長くお付き合いできる商品の一つでしょう。

写真のタイプはノンフィルタータイプなのでメッシュ状になっているがステンレスも丸い物、台形のもの専用のフィルターが必要なものなど様々な形とタイプがあり、洗いやすくて汚れの付きにくいものが多い。

銅製

高級感が漂う気品あふれる一品です。価格も結構お値がおはりいたしますわ。おほほほ・・・・

熱の伝導性に最も優れる銅製。耐久性もあり硬化性にもすぐれステンレス同様長く使える。ステンレスに比べると使えば使うほど風合いがでて自分だけの味が愛着へと変わってくる一品。独特の色味がファンを引き寄せる理由と言われています。根強い人気のアイテムです。

ガラス

見た目が透明なので、プラスチック樹脂同様にお湯が流れるのを楽しむことができます。プラスチックよりも透明感があるので美しさでは上。

熱にも強く長く使えるのが利点。

メーカーによってガラスの厚みや重さが違うので、好みによって選ぶとよい。手入れもしやすく汚れも落としやすい。

形状を知ろう

ドリッパーは大きくわけて台形(扇形)と円形(円すい)の二種類になります。

形によってお湯の落ちる速度やお湯の回り方、お湯との接する時間などが違うため、形によって味も変わります。台形型は底が広くなっているため、広範囲に広がってお湯が落ちますが、円錐の形ではお湯が一転に向かって落ちます。そのため粉とお湯が触れ合っている時間が長くなります。

ということは、台形の方はあっさりとした味になり、円錐の方は濃い目の味になる傾向があるといえるでしょう。

穴の数を知ろう

ドリッパーのそこにあるコーヒーを抽出したお湯を下に落とすための穴です。この穴もメーカーなどにより数が違います。

形状でもお話ししましたが、粉にお湯がふれている時間が長くなると味は濃厚になっていきます。よって穴が一つの場合は、大きさや形状にもよりますが、粉にふれる時間が長くなるためしっかりとした味になるといえるでしょう。その分に苦みが強調されるということもあります。

ということは3つ穴があるタイプはお湯が落ちるのが早くなるのでその分粉にふれている時間が少なくなりすっきりとした味わいになり易いということです。2つの穴はその中間だと思っていただければOK、だだし形状やお湯の淹れ方によっても味は変わってきます。それがコーヒーを淹れる楽しさでもあるのですけどね。

メーカーを知ろう

その歴史を語り始めたらキリがないほど様々な出来事があるメーカーばかりだ。どの会社も研究を重ね、おいしい一杯を淹れるためのドリッパーを開発している。

カリタ

カリタは日本のメーカーで1958年の創業。

喫茶店ブームに乗ったカリタは業務用のコーヒー機器で業績を伸ばし、その後、家庭用のコーヒー機器を販売。

家庭用のコーヒーメーカーや、家庭用コーヒーフィルター、コーヒーミルなどを主に販売している。

特徴:3つ穴式で湯の落ちる速度が速く、注ぎ方でスピードを調整しやすい

ハリオ

日本の耐熱ガラスメーカー。コーヒーサーバーやガラスの急須などを提案。

円すい型のコーヒードリッパー『HARIO V60』という製品をバリスタの世界チャンプが利用し、ヒット。

ネットを通じて世界の定番となった。

特徴:スパイラル状の凹凸の溝で円錐型。グットデザイン賞受賞を取っている。

メリタ

ドイツに本社を置くコーヒー機器のメーカー。

世界で使われているペーパードリップシステムを発明したのがこのドイツのメリタ・ベンツ。

開発会社ということで歴史と技術をもっている信頼されている会社です。

特徴:少し高めの位置に1つ穴があり、粉をほどよく蒸らしながらゆっくり湯が落ちるようにできている。

コーノ式(珈琲サイフォン株式会社)

KONO式(コーノ式)は珈琲サイフォン株式会社のコーヒー器具の総称なので、メーカー名ではなく器具の総称となる。

1923年設立。医療用品の輸出を手がけるとともににコーヒー器具の研究を重ね、初代社長である河野氏が考案した「河野式茶琲サイフォン」を販売。ここから世にコーノ式が知られてゆく。

特徴:元々プロ用に作られた円錐型。ハリオ同様お湯が中心に向かって流れ落ちる。

メーカーその他の商品

【カリタの商品】

【ハリオの商品】

【メリタの商品】

【コーノ式】

まとめ

おわかりいただけただろうか。

コーヒーにお湯を注ぐだけなのにさまざまな材質に様々な形状がある。

どのメーカーもその一杯を淹れるためだけに古くから研究され、作られてきた形である。よって美味しさも様々な味わいが出るように個性がある。

ペーパードリップは入りやすいので最初は形からでいいので安い物、カッコいい物、気になるもの、条件に近い物どれでも好きなものから試してみたらよいと思う。

そこからいろいろな形、注ぎ方など自分なりのおいしい淹れ方を研究して楽しんでいただければと思う。

自分の持っているアイテムに慣れてきたらどんどん自分なりの美味しさを作れるようになってくるはずです。

兄さん
俺はまだまだ自分の納得のいく味は作れてないけどね。ははは・・・

では、また。

アディオス!アミーゴ!

 

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神戸のカフェで兄さんしております。ホールには出たり出なかったり。10年のカフェ人生の中ウェイターから売上と人事管理、パーティー、ウェディング、企画、総務そして雑務まで多くを経験してきました。楽しく生きる!をテーマに毎日を面白おかしく過ごしてます ⇒詳しいプロフィールはこちら

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